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特集

 
2021/11/17

NEUMANNコンデンサーマイク32式 TBSラジオ様スタジオに導入


ゼンハイザージャパン株式会社(代表取締役:宮脇 精一)プロオーディオ事業部は、株式会社 TBSラジオ様の生放送及び収録スタジオ向けにNEUMANNコンデンサーマイク32式の導入が決定し、納入を完了したことをお知らせ致します。尚、運用開始は2021年12月6日を予定しております。

日本を代表するラジオ局のひとつであるTBSラジオ様は自社内に7つのスタジオを備え、番組の生放送及び収録を行っています。2021年12月25日に開局70年を迎えられるにあたり、1994年に導入したKM 140の後継機となるKM 184コンデンサーマイクを中心としたマイクロフォンシステムに全数更新することとなりました。 (※本リリース内の写真は設置前に撮影されたものです。)

◇導入にあたってのTBSラジオ UXデザイン局 メディアテクノロジー部 富田様のコメント

従来使用していたマイクロフォンは、NEUMANN KM 140という機種です。1994年、現TBS放送センター設立時に、新たな“TBSラジオの音”を創り出す意気込みで、様々なマイクロフォンを用いて比較検証したと聞いています。それまで主流であった音は、残響の少ない、いわゆる“デッドな音”でした。新スタジオも、あえて良い残響が得られる設計としたこともあり、この残響音を品良く伝えられることがKM 140採用の要因だったようです。

時は令和になり、新型コロナウイルスの影響により、依然、在宅の滞在時間も長い状態が続いております。これらの背景からも、ラジオ聴取時間も増加傾向にあります。長時間聴いていても心地の良い音声は、従来よりもリスナーから求められていると言えます。

KM 184は、基本的にスムーズでリニアな周波数特性を備えております。低域に関しては、わずかばかり緩やかに下がっているという特徴があり、EQ無しでも完成された音作りを演出します。また、AMラジオでは表現が難しかった9kHzあたりをわずかに上昇させることで壮麗さを加えております。こういった特徴を背景に、帯域の広いワイドFMやradikoなどでも、心地の良い自然な音声が生み出されます。

2021年12月25日に、TBSラジオは開局70年を迎えます。こういった大きな節目に、こういった大きな節目に、TBSラジオの音色を継承したKM 184 を採用し、全面更新を行いました。 新しい時代のエッセンスを付加しながら引き続きTBSラジオらしい、長時間聴いても疲れない音色でプログラムをお届けします。

◇導入された製品の詳細 - NEUMANN KM 184 A NXマイクロフォン + KVG 160 NX KAカプセルエクステンション

KM 184はカーディオイドパターン(単一指向性)を持つスモールダイヤフラム・コンデンサーマイクで、着色されない透明感のあるサウンドによって番組収録用途からクラシックピアノの録音まで幅広く使われています。採用されたKM 184 A NXはKM 184のシリーズ製品で、モジュール構造を採用しているため、用途や環境にあわせてKVG 160 NX KAなどのオプションを組み合わせて使用することができます。組み合わせが自由であるだけでなく、ケーブル長も選択が可能。TBSラジオ様ではケーブル長が自由に選択できるモデル(KA)を、1.6mのケーブル長指定にてご導入いただきました。

製品ウェブサイト
https://ja-jp.neumann.com/kk-184-km-a





 

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