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2021/12/22

Neumannがミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システムをドイツ本社発表


「かつてない優れたカプセル」
Neumannがミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システムをドイツ本社発表


2021年12月15日 ベルリン – ドイツ発の世界的マイクロフォンメーカーであるNeumannは、特に近距離のマイキング機器として設計された初の製品ラインアップを発表しました。ベルリンの技術者たちは、エレクトレットの技術および製造工程を新たな高みにまで押し上げることで、この新たな「ミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システム」の開発を成功させています。新型のKK 14カプセルは、従来のエレクトレット・カプセルよりも製造公差が遥かに小さく、音のディテールの捉えかたに優れています。ミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システムのモジュール構造は、ライブおよびステージパフォーマンス向けに優れた安定性と長い耐用年数を保証する設計となっています。また、システムを9種類の方法で取り付けることができ、機器を保護しながら音響面でも最適な箇所への設置が可能です。ミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システムは2022年春以降の発売を予定しています。

ステファン・マウアー(ポートフォリオマネジャー)「エレクトレットの音質には長らく満足できずにいました。低中域におけるより高い精度や開放感、解像度を、技術者もアーティストも同様に求めてきました。それと同時に、サウンドエンジニアがサウンドレベルや周波数特性に影響する製造公差に悩まされ続けずに済むような、安定した性能を持つ初のエレクトレット・マイクロフォンを市場に提供することを目指しました」。

Neumannの開発者たちは、この要件を満たすカプセルとその製造工程を研究し、完成させるのに6年の歳月を費やしました。「その努力が報われ、かつてないカプセルが完成しました」とマウアーは述べています。KK 14は、騒音を最小限に抑えつつ、152 dBという極めて高い最大サウンドレベルを実現。非常に静かでありながら、同時に非常に音量の高い機器となっています。

さらに、ミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システムはモジュール式で耐久性にも優れています。KK 14のカプセルは、Neumannの職人が手作業で組み立て、チタン製のハウジングに封入しています。このカプセルはグースネックコネクターから簡単に取り外せるほか、それ以外のコンポーネントも簡単に交換できる設計となっています。ミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システムは、ワンシーズンだけの使い捨てではなく、何十年もご愛用いただける製品です。実際の市場製品比較の結果として、ミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システムの投資回収率の優位性が認められたのは当然と言えるでしょう。

さらに、取り付けについても9種類の方法が用意されており、金管楽器や弦楽器、ピアノ、ドラム、パーカッションに確実に装着できます。当社のフィールドテストの結果、『マイクロフォンを確実かつ安全に取り付けたい』というのがあらゆるユーザーの抱えるニーズであることがわかりました。また、『傷つきやすい楽器の表面に傷をつけない』というのも共通した願いでした。このユーザーの希望をもとに、Neumannはスプリング式の自動調整システムや、特定用途に向けた新たな取り付けコンセプトを開発しました。

NeumannのCEO、ラルフ・ウールは、ミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システムが市場における新基準になりうる製品だと確信しています。「ミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システムは、エレクトレット・カプセルの可能性を再定義する製品です。技術的に困難なエレクトレット・カプセルの要件に対し、初めて妥協以外の回答を導き出すことに成功したのです。ミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システムは、技術や音響面で厳しいハードルが突きつける現場においても、真の意味で自然でニュートラル、かつ信頼性の高いサウンドを生み出します。まさに市場における新たな基準となりうる製品です」。

ミニチュア・クリップオン・マイクロフォン・システムは、オーケストラや劇場、ミュージカル、コンサートホール、ビッグバンド、ブラスセクション、ドラマー等に適した製品です。互換性の面でも3.5 mmジャック、Lemo、MicroDot、4ピンMini XLRコネクターの接続ケーブルに対応しており、標準的なあらゆるボディパック型ワイヤレス製品でお使いいただけます。


日本国内での発売スケジュール、製品情報や価格については順次ウェブサイトやSNSにてご案内いたします。


※Neumannはゼンハイザーグループ企業です