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8000シリーズ > MKH 8060

MKH 8060は干渉管による鋭い指向性を特長としたショート・ショットガン・マイクロフォンです。

8000シリーズ・テクノロジーと干渉管技術の融合
MKH 416 を始めとしてゼンハイザーのショットガンマイクロホンは、そのMKHテクノロジーや干渉管設計技術をもって、長い間放送・映画業界のスタンダードとして活躍しています。
この2000年代新たな8000シリーズの技術をショットガン・マイクロフォンにも応用し、MKH 8060そしてMKH 8070という二つのショットガン・マイクロフォンを開発が開発されました。

美しい軸外特性
8000シリーズの特長とする美しい軸外特性により音源に当たるマイクポジションだけでなく、軸を外れたポジションでも非常にナチュラルなサウンドを収録できます。自然音やアンサンブルなど「調和」が要求される録音に最適です。

MKHテクノロジー
MKH 416のもつRFテクノロジーも継承し、低いカプセル出力インピーダンスによる天候への圧倒的な耐性と低い自己雑音を誇ります。屋内外問わず安定的なサウンドクオリティを実現し、映画・放送をはじめとした音声品質の維持に貢献します。

小型化と軽量化
MKH 8060はMKH 416と同様ショート・ガンマイクでありながら、112g・全長178mmと小型軽量化にも成功しています。これによりオンカメラマイクとしては重量を減らすのみならず、映り込みリスクを下げることに貢献します。またフロントにおけるサウンドキャラクターもMKH 416を踏襲しており、狭いセットの中でも柔軟なブーミングが要求される録音エンジニアにも重宝されるでしょう。

 
特長

- スーパーカーディオイド/ローバー指向特性
- ナチュラルサウンド
- サウンドが均一に入ってきている間、軸から外れたサウンドは色付けすることなく減衰します
- アナログ、またはデジタルモジュールを取り付けてデジタルマイクロホンとしても使用できます
- 固有自己ノイズが極端に低いので、デリケートなサウンド構成をマスキングしません
- 対称型ドランスデューサー設計により、低歪率を実現
- トランスフォーマーレスとフルフローティングバランス型出力:スプリアスシグナルのカップリングが無く、歪みも最小限
- 高出力シグナル電圧は、相互干渉の無いシグナルパスを達成
- 無反射のネクステル塗装の丈夫な金属ハウジング
- 高周波回路の成果により、全天候に対応
- コンパクト設計により、カメラマウントにも最適

 
パッケージ内容

- 本体
- MZW 8060 (543693): ウレタン風防
- MZQ 8060 (543592): クランプ

 
スペック

- 指向特性: スーパーカーディオイド/ローバー
- 周波数特性: 50 Hz ~ 25 kHz
- 感度: −24 dBV/Pa (63 mV/Pa)
- 最大音圧レベル: 129 dB SPL
- 等価ノイズレベル: 11 dB(A) (DIN-IEC 651) 23 dB (CCIR 268-3)
- ノミナルインピーダンス: 25 Ω
- 最少負荷インピーダンス: 2 k Ω
- ファントムパワリング: 48 V ± 4 V (P48, IEC 61938)
- 消費電流: 3.3 mA
- 直径: 19 mm
- 長さ: 145 mm(ヘッド部のみ)
178 mm  MZX 8000 XLR-モジュール付で
- 重量: 80 g(ヘッド部のみ)
112 g  MZX 8000 XLR-モジュール付で
- 動作温度範囲: −10 °C ~ +60 °C

 
関連アクセサリー

- WS 2 KIT: ライコート製 MKH 8060用かご型ウィンドシールド
- WS 3 KIT: ライコート製 MKH 8060用かご型ウィンドシールド(MZF 8000フィルターを併用する場合)
- Nano Shield Kit NS3-CB: ライコート製 MKH 8060用ナノシールドキット
- CCKM 8060-2: MKH 8060とWS 2 KITを一緒に保管できるキャリングケース
- CCKM 8060: MKH 8060とWS 3 KITを一緒に保管できるキャリングケース
- CCKM 8060-NS3: MKH 8060とNano Shield Kit NS3-CBを一緒に保管できるキャリングケース

 
FAQ~よくあるご質問~

Q MKH 416との違いは何ですか?
A 同じ「MKH」マイクロホンであり耐候性・耐久性・低ノイズの部分は継承されています。音質面ではプッシュプルカプセルの採用で歪みが少なく、周波数による指向性の乱れのコントロールも加わり、MKH 416以上に本来のサウンドをありのままに収音することが可能です。よりナチュラルなサウンドが求められる環境や複数の音源をミックスする場合にはお勧めです。
より詳しく知りたい方は下記のリンクもご参考にしてください。
- MKH Story (英語)

Q 低音が歪んでしまいます
A ロールオフの開始周波数が80Hzとかなり低いため、マイクプリアンプによっては受けきれない場合があります。レコーダーやミキサー、カメラのマイクプリアンプでひずむ場合にはMKH 8000シリーズのフィルターMZF 8000やサードパーティ製のローカットフィルターモジュールを併用することをお勧めいたします。