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AMBEO > AMBEO VR MIC

AMBEO VR MICは、Ambisonics方式の録音に対応したマイクです。

Ambisonics 方式とは、全周360°で空間の音全体を録音し、それを再現する技術です。従来のステレオで得られる左右の音だけでなく、上下、前後までをも含むサラウンドを提供することができる音響再生方式です。360°映像コンテンツに音声を埋め込むことも可能です。VRヘッドマウントディスプレイの普及やYoutube 360° 動画での再生が可能になったため、Ambsonics方式を採用すれば、コンテンツ制作の幅を広げることが可能になります。

AMBEO VR MICは、これ一本でAmbisonics方式の録音を可能にします。AMBEO VR MIC には4面体に配置された4 つの単一指向性カプセルが取り付けられています。それぞれのカプセルが集音する音声をAmbisonics のA フォーマットと呼ばれる信号で出力します。AMBEO A-B フォーマットコンバータ( 無償提供プラグイン) を使用してこれらの4つの信号をAmbisonics のB フォーマットへと変換します。この後、各種DAWや映像編集ソフトとの組み合わせが可能になります。


<参考記事ご紹介>
“音のVR”を実現するゼンハイザー「AMBEO VR MIC」。360度音響はどうやって作る?? (AV Watch)


 
パッケージ内容

- 本体
- 延長ケーブル(DIN12F-DIN12M), 1.5m
- XLR4分岐ケーブル (DIN12F-XLR3Mx4)
- サスペンション(INV-7 HG-MKIII相当)
- ウレタン風防

 
スペック

指向性 : 単一指向性 x 4
周波数特性: 20 Hz〜20 kHz
マトリックスレファレンス
 • B- フォーマット出力
   W = FLU + FRD + BLD + BRU
   X = FLU + FRD ‒ BLD ‒ BRU
   Y = FLU ‒ FRD + BLD ‒ BRU
   Z = FLU ‒ FRD ‒ BLD + BRU
感度: 31 mV/Pa (‒30 dBV) at 1 kHz
最小負荷インピーダンス: 1000 Ω
ノミナルインピーダンス:約 200 Ω
等価騒音レベル: 18 dB-A as per IEC 61672-1
      27 dB CCIR as per CCIR 468-3
最大音圧レベル(THD 1% 時) : 130 dB(A) at 1 kHz
電源: 4 x phantom power (P48) as per IEC 61938 (48 V ± 4V)それぞれ3.5 mA
接続コネクタ: DIN12M
付属のアダプタケーブルを使用( 4× XLR-3M),
ピンアサイン: 1 = (GND), 2 = (+), 3 = (‒)
外形寸法: 幅215 mm
直径49 mm/25 mm
温度:動作時: -10 °C to 55 °C
保管時: -20 °C to 70 °C
相対湿度: max. 90 % at 40 °C

 
関連アクセサリー

- Special 105 Mini Windjammer: AMBEO VR MIC付属ウレタン風防に被せて使用するウィンドジャマー
- 25mm BBG Windshield: AMBEO VR MICのグリル部を覆うことができるBBGシリーズのカゴ風防
- BBG Windjammer: BBGシリーズのカゴ風防に被せて使用するウィンドジャマー
- CCKM AMBEO: AMBEO VR MICと付属アクセサリー、そしてBBG 25カゴ風防を一緒に入れることができるトランクケース
- 【販売完了】CABLE KT12-(5M) (390029): AMBEO VR MIC用DIN12ピン延長ケーブル5m
- 【販売完了】CABLE KT12-(10M) (390030): AMBEO VR MIC用DIN12ピン延長ケーブル10m
- 【販売完了】CABLE KT12-(20M) (390031): AMBEO VR MIC用DIN12ピン延長ケーブル20m

 
関連動画

▼コンテンツ
<関連動画>




【Updated】360° 4K 3D Ambisonics Audio Kyoto Temple 1 建仁寺両足院 本堂でのお経 "Chanting Sutra" (ヘッドホン推奨)




360°4K Ambisonics ゼンハイザー Ambeo VR Mic カルテット四重奏 (ヘッドホン推奨)

▼製品紹介
interBEE2017 Day2 Stage1 新製品紹介 "AMBEO VR MIC"

▼制作サポート
【チュートリアル】ゼンハイザー「AMBEO VR マイク」録音からYoutube掲載まで
ゼンハイザー AMBEO セミナー② VRオーディオトレーニング(Mikkel Nymand)
VR サウンド収録・編集セミナー (講師:Sonologic-Design 牛島正人) 【Inter Bee 2017】

▼その他
interBEE2017 Day3 Stage1 ZOOM + SENNHEISER "AMBEO Parnership"について
ゼンハイザー AMBEO セミナー① ●AMBEOイントロダクション(Sophia Brazzola)

 
AMBEO VR MIC についてのよくあるお問い合わせ(Q&A)

■全般 
QAMBEO VRマイクとはなんですか?Ambisonicsとはなんですか?
Aマニュアルの冒頭をお読みください。また、このページがわかりやすくまとまっています。(外部リンク

Q使い方がわかりません
A:まずはマニュアルおよび本Q&Aをお読みください。マニュアルはダウンロードください。

Qデモ音源はありますか?
A:4CHのAフォーマットファイルおよびBフォーマットの音源をこちらからダウンロードください。マイクのご購入前に事前にご自分の製作環境で動作の確認をおすすめします。

Q映像の作り方がわかりません。
A:大変申し訳ありませんがサポート対象外となります。

Qサポートの範囲は?
A:マイク本体は2年保証対応いたします。プラグインは基本的な使用方法はマニュアルでご確認いただくことができますが、DAWや、映像編集ソフトウェアでの使用についてはサポートしかねます。

Q付属延長ケーブルをもっと長くしたいのですが
A:本社にて過去下記のDIN12ピン延長ケーブルをご用意していましたが残念ながら特注製作対応を現在終了とさせていただいております。
- 【販売完了】CABLE KT12-(5M) (390029): DIN12ピン延長ケーブル5m
- 【販売完了】CABLE KT12-(10M) (390030): DIN12ピン延長ケーブル10m
- 【販売完了】CABLE KT12-(20M) (390031): DIN12ピン延長ケーブル20m
長いケーブルが必要という場合には別途弊社までご相談ください。

■AMBEO VR Mic本体について
Q電源は必要ですか?
A:AMBEO VR Micはコンデンサマイクカプセルを4つ搭載しており、駆動に48Vファンタムが必要です。少なくとも2ch分に48V供給が行えるレコーダーまたはインターフェースをご利用ください。

Q録音の方法は?
Aマニュアルをご覧ください。
マニュアルはこちらからダウンロードください。

Qマイクのポジションや向きは重要ですか?
A:はい、とくに360度カメラと、正面をあわせていただくことが大切です。詳細はマニュアルをご覧ください。

Q付属品はどのようなものでしょうか?
A:専用ケーブル, 風防、ショックマウント、本体です。プラグインソフトウェアは同梱いたしません。別途こちらからダウンロードしてください。

AMBEO VR MIC/AMBEO A-B FORMAT CONVERTER PLUGIN(英文)

 
■プラグインについて

Q:使い方がわかりません。
A:まずはマニュアルおよび本Q&Aをお読みください。
マニュアルはこちらからダウンロードください。

Q:プラグイン使用の推奨環境は?
A:WindowsのVST、MacのVST、AudioUnits、AAXが読み込めて、4chのwav書き出しが可能なDAWをお使いください。お勧めのDAWはNUENDO, PRTOOLS(HD), REAPERです。

Q:プラグインの入手方法は?
A:こちらからダウンロードください。

AMBEO VR MIC/AMBEO A-B FORMAT CONVERTER PLUGIN

Q:AmbisonicsをDAW上でモニタリングする方法は?
A:追加のプラグインが必要になります。サポート対象外になりますが、Reaperの場合は、ATK for Reaperがフリーで使えます。おすすめは有償のソフトになりますが、Noise Makers社のAmbi Headというプラグインです。

Q:Classic Fuma と ambiX の違いはなんですか?
A:Bフォーマットの出力時に「Classic FuMa」と 「ambiX」のどちらかを選択できます。それぞれの違いは、Ambisonicsチャンネルの順序にあります。どちらを選択するかは、必要とする環境によって変わります。YouTubeへのアップロードをする場合「ambiX」を選択してください。それ以外で用途が明確になっていない場合は「Classic FuMa」を選択してください。*デフォルトの設定は「Classic Fuma」になっています。

 
こまったときは (トラブルシューティング)


●マイクを繋いだのですが、音が入力されません。

ご使用のインターフェース/ プリアンプが48V(ファンタム)供給が可能なものかご確認ください。VR MIC はコンデンサマイクカプセルのため、外部からの電圧供給が必要です。最低2ch に48V がかかるものを使用して下さい。

●4つのトラックを正常にルーティンしたはずなのに、トラック5に立ち上げたA-B フォーマットコンバータの入力が、2chしか振れません。

トラック5が、ステレオ(2ch) 設定になっていないかご確認ください。A-B フォーマットコンバータは、4ch 入力/4ch 出力である必要があります。また、お使いのDAW が1つのトラックで4ch 入出力を扱えるマルチチャンネル対応のものかも、併せてご確認下さい。

●ぐるぐると方向を回して検聴してみたのですが、前後、左右の音の定位が合っていません。

A-B コンバータのマイクポジションは録音時の設定と合っているかご確認ください。B フォーマット変換では、各カプセルの信号がどちらの方向の音源だったかソフトウェア内で定義することで前後/ 左右/ 上下へ変換します。録音した時のマイクの向きと角度を、当時の状況に合わせてプラグイン内で設定して下さい。

また、A-B コンバータのBフォーマット書き出し形式が“Ambix”になっていないかご確認お願いいたします。FumaはW,X,Y,Z / Ambix はW,Y,Z,Xで書き出します。デフォルト設定では、これまでのAmbisonics 編集で一般的な“Fuma” に設定されており、多くのB フォーマット検聴用のプラグインや音声/ 映像編集ソフトではこちらの形式に対応しています。(Ambix は、youtube360°動画に採用されている形式ですので、このままyoutube へのアップロード動画用に書き出す場合にはAmbix にて書き出して下さい。) 検聴用プラグインや編集ソフトでは、Ambix 未対応の場合があったり、またプラグイン内の設定で、Fuma かAmbix かを選択できるものもあります。ご使用されるプラグイン/ソフトの仕様も併せてご確認下さい。